登録型派遣社員とは
私は登録型派遣社員として12年以上働いています。登録型派遣社員というのは、派遣会社に登録して仕事のある時だけ働く、給料は働いている間だけ発生するというもの。それに対して常用型派遣というのは、派遣会社に正社員として雇用され、派遣先企業で就業するというもので、仕事がなくても休業手当などで給料がある程度保証されています。「派遣切り」などで問題になっているのはほとんどが登録型派遣のことで、以降は登録型派遣のことを書きます。
派遣のメリットもたくさんあります。正社員として中途で採用してもらえることはまず無理な大企業で働けたり、正社員ほど会社に束縛されないなど。夫の転勤が多いのでずっと働けるかどうか分からないという場合もあります。若いうちは正社員よりも給料が良い場合も多々あります。
私が派遣で働き始めた頃は、ワードとエクセルさえできれば仕事はいくらでもあると言われていました。嫌になればすぐに辞められる、正社員よりも気楽に働けるという理由で派遣という形態を選ぶ人も多かったと思います。
でも、今は違います。新卒でも派遣しか求人がこなかったりします。
正社員で働きたくても働けないので仕方なく派遣社員として働いている人が多くいます。
給料も若いうちは高いと感じるかもしれませんが、時給は上がらずむしろ年々平均時給は下がっています。
若い時は給料も良く気楽に働けると思って派遣で働き、今になって正社員になりたいというのはムシがいいと言う人がいます。それも一理あるかもしれません。
ですが、正社員とほぼ同じ仕事をさせておいて、常に若い人材を安くで使いたいという企業も間違っていると思います。人件費の安い非正規社員のおかげで厳しい競争社会に勝ち残ってきた企業が、非正規社員だけを切り捨てるのは身勝手だと思う。正社員の安定した収入と地位は、派遣社員などの犠牲の上になりたっていることを分かってほしい。
子供の数が減り、人口が減り、国内の需要が減って企業が苦しんでいますが、将来に希望が持てず、不安定な収入で子供を産もうとは思えない派遣社員を増やしたのは企業の責任。自業自得。自分たちで自分たちの首を絞めてきたんです。
今こそ責任をとってほしい。正社員だけが過剰に守られる日本の企業はおかしい。働く気もない人は淘汰されても仕方がないが、気力がある人にはチャンスを与えるべき。格差社会をなくし、みんなが希望ある将来を描けるようになることが、結果的に企業の存続につながると思います。
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